急功近利
読み方
きゅうこう きんり意味
目先の功績や利益を早く得ようとして焦ること。長期的な視点や本質的な価値を軽視し、すぐに成果が出ることや手近な利益ばかりを追い求める態度をいう。由来
中国・前漢時代(紀元前2世紀頃)の儒学者・董仲舒の思想に由来するとされる。『春秋繁露』などに見える「功を急がず、利を謀らない」という趣旨の語句から、後世に「急功近利」という形で定着したと考えられるが、四字の成立時期は明確ではない。備考
やや硬い表現で、政治・経営・教育などの論評で使われる。批判的な文脈が多く、「短期的成果を焦る姿勢」を戒める語。例文
- 急功近利の経営に走ると、研究開発や人材育成がおろそかになる。
- 彼の提案は短期的な売上だけを狙った急功近利の策に見える。
- 教育に急功近利を持ち込めば、子どもの思考力を育てる機会を失いかねない。
- 急功近利を戒め、十年後を見据えた地域づくりを進めるべきだ。
- 投資で急功近利を求めすぎると、冷静な判断ができなくなる。
類義語
- 拙速主義
- 功利主義
- 目先の利益
- 目前の利
- 短慮浅薄
- 焦眉之急
対義語
- 深謀遠慮
- 大器晩成
- 悠々自適
- 長期的視野
- 遠大な計画