怒濤万里
読み方
どとう ばんり意味
荒れ狂う大波が、はるか遠くまで果てしなく広がっていること。転じて、非常に険しく長い航海や、激しい困難が広範囲に続く状況をたとえていう。由来
「怒濤」は怒ったように激しく打ち寄せる大波、「万里」はきわめて遠い距離を表す漢語。二語を合わせた漢文調の成句で、特定の古典出典は未詳。中国古典風の語構成だが、日本では近世末期から近代以降の文章語・文学的表現として用例が見られる。備考
「怒涛万里」と新字体で書くことも多い。日常会話より文章語・比喩表現で使われ、海そのものにも人生や事業の困難にも用いられる。例文
- 移民船は怒濤万里の海を越え、新天地へ向かった。
- 怒濤万里を思わせる嵐の夜、灯台の明かりだけが頼りだった。
- 彼の半生は、失敗と再起を繰り返す怒濤万里の旅であった。
- 小さな帆船で怒濤万里に挑む計画は、周囲を驚かせた。
- 改革の道は怒濤万里だが、私たちは諦めずに進むつもりだ。
類義語
- 波濤万里
- 狂瀾怒濤
- 波瀾万丈
- 荒波万里
対義語
- 風平浪静
- 風平波静
- 平穏無事