応接不暇
読み方
おうせつ ふか意味
来客・問い合わせ・仕事・出来事などが次々に押し寄せ、一つ一つに応対したり処理したりする暇がないほど忙しいこと。また、見るべきものが多すぎて目や心が追いつかないことにもいう。由来
中国・南朝宋の劉義慶が編んだ逸話集『世説新語』(5世紀ごろ)に見える「山川自相映発、使人応接不暇」に由来するとされる。もとは山陰道の美しい景色が次々に現れ、目で受け止める暇もない意を表した。のちに来客や用務が多く応対しきれない意へ広がった。備考
文章語・硬い表現で、日常会話では「対応に追われる」「目が回るほど忙しい」が一般的。景色や芸術作品など、見どころが多い場合にも使える。例文
- 新製品の発表直後から注文と問い合わせが殺到し、営業部は応接不暇の状態になった。
- 連休中の観光案内所は、道を尋ねる客や予約変更の相談が相次ぎ、まさに応接不暇だった。
- 展覧会の初日は来場者が途切れず、受付スタッフは応接不暇で昼食を取る時間もなかった。
- 渓谷を歩くと、滝、紅葉、奇岩が次々に現れ、応接不暇の美しさに圧倒された。
- 選挙期間中、候補者の事務所には支援者や報道陣が詰めかけ、秘書たちは応接不暇に陥った。
類義語
- 多事多忙
- 多忙多端
- 席不暇暖
- 忙殺される
- 応対に追われる
- 目が回る忙しさ
対義語
- 余裕綽々
- 悠々自適
- 閑暇自在
- 有閑無事
- 閑散