忘恩負義
読み方
ぼうおん ふぎ意味
受けた恩や世話を忘れ、相手に対する義理や道義に背くこと。助けてもらった人を裏切ったり、感謝すべき相手に害をなしたりするような、恩知らずで不誠実な態度を強く非難していう語。由来
中国古典由来の漢語成語とされるが、特定の出典や成立年は未詳。「忘恩」は受けた恩を忘れること、「負義」は義理に背くことを表す。「負」には「背く・そむく」の意がある。日本では漢文・漢籍の受容を通じ、少なくとも近世以前から道徳的非難の語として用いられてきたと考えられる。備考
非常に強い非難を含む硬い表現。日常会話よりも文章・評論・歴史叙述などで使われ、相手に直接使うとかなり攻撃的に響く。例文
- 苦しい時に助けてくれた友人を裏切るとは、まさに忘恩負義の振る舞いだ。
- 会社に育ててもらった恩を忘れて機密を流すような忘恩負義は、決して許されない。
- 彼は師の忠告を無視しただけでなく、師を公然と批判し、忘恩負義だと非難された。
- 恩人を陥れて自分だけ出世しようとする忘恩負義な人物には、誰も心からついていかない。
- 歴史物語では、主君の恩を忘れて敵に寝返る家臣が忘恩負義の例として描かれることが多い。
類義語
- 恩知らず
- 不義理
- 恩を仇で返す
- 背恩棄義
- 忘恩背徳
対義語
- 知恩報恩
- 報恩謝徳
- 飲水思源
- 恩義を重んじる