得意忘形
読み方
とくい ぼうけい意味
物事が思いどおりに運んだり、成功して得意になったりするあまり、自分の立場や態度を忘れて浮かれること。喜びや優越感で我を失い、慎みを欠いた振る舞いをするさまをいう。由来
中国の史書『晋書』阮籍伝に見える「当其得意、忽忘形骸(得意の時には、たちまち形骸を忘れる)」に由来するとされる。『晋書』は唐代の648年に成立。阮籍が興に乗ると世俗的な形や作法を忘れるほどであった、という記述から転じた。備考
日常会話ではやや硬く、文章語・評論調で用いられる。単なる喜びよりも、浮かれて節度を失うという否定的な含みが強い。例文
- 新人賞を受けた彼は得意忘形となり、周囲への感謝をすっかり忘れてしまった。
- 商談がうまくいったからといって得意忘形になれば、次の失敗を招きかねない。
- 彼女は勝利の直後も得意忘形に陥らず、冷静に次の課題を見据えていた。
- 部下の前で得意忘形に自慢話を続ける上司に、皆は少しうんざりしていた。
- 一度の成功で得意忘形になるのではなく、謙虚に努力を重ねることが大切だ。
類義語
- 有頂天外
- 意気揚揚
- 得意満面
- 喜色満面
- 自惚自慢
対義語
- 謙虚謹慎
- 戒驕戒躁
- 謙譲謹慎
- 克己復礼