得失相半
読み方
とくしつ あい なかば意味
利益になる点と損失になる点、長所と短所、功績と過失などが同じくらいあること。何かを評価するときに、よい面も悪い面もほぼ半分ずつで、全体として一方に大きく傾かない状態をいう。由来
「得失」は利益と損失、「相」は互いに・ともに・その程度が釣り合う意、「半」は半分であることを表す漢語的表現。全体で「得るものと失うものが相互に半分ずつである」という意味になる。古典中国語風の構成だが、特定の出典や成立年は未詳。日本では近世以降の漢文訓読調・評論文などで用いられ、現代では「得失相半ばする」の形でも使われる。備考
やや硬い書き言葉。単独で「得失相半」とも言うが、実際の文章では「得失相半ばする」「得失相半ばす」の形が自然なことも多い。例文
- この制度改革は手続きが簡素になる一方で現場の負担も増え、得失相半という評価になった。
- 新しい料金プランは月額が安いが利用制限が多く、利用者にとっては得失相半だ。
- 地方移住は自然環境に恵まれる反面、交通の便が悪く、得失相半の選択といえる。
- 彼の大胆な経営判断は売上を伸ばしたが離職者も増やし、結果として得失相半ばするものだった。
- オンライン授業は通学時間を減らすが交流の機会も少なくなるため、学生の受け止めは得失相半である。
類義語
- 一長一短
- 利害相半ばする
- 損得半々
- 功罪相半ばする
- 得失半ばする
対義語
- 一挙両得
- 一石二鳥
- 有害無益
- 利害不均衡