径情直行
読み方
けいじょう ちょっこう意味
自分の気持ちや感情に従い、ためらったり周囲に配慮したりせず、思ったまままっすぐ行動すること。率直で飾らない態度をいう場合もあるが、感情的・軽率で礼を欠く行動という批判的な意味でも用いられる。由来
「径情」は感情のおもむくままに進むこと、「直行」はまっすぐ行うこと。中国の礼制書『礼記』檀弓下に見える「直情而径行者、戎狄之道也(情を直くして径ちに行う者は戎狄の道なり)」に通じる表現で、『礼記』は戦国時代から前漢期(紀元前4〜前1世紀ごろ)の礼に関する記録をまとめたものとされる。日本でのこの形の初出年は未詳。備考
現代ではやや硬い四字熟語。褒め言葉にも使えるが、多くは「感情のまま」「軽率」といった批判的ニュアンスを伴う。例文
- 彼は会議中でも疑問を感じるとすぐ発言する、径情直行の人だ。
- 若いころの私は径情直行で、相手の事情を考えずに正論をぶつけてしまった。
- 彼女の径情直行な振る舞いは、時に周囲を驚かせるが、裏表のなさとして信頼もされている。
- 政治家が径情直行に発言すれば、支持を集める一方で不用意な失言にもつながりかねない。
- 創業者の径情直行の決断が、停滞していた会社に大きな変化をもたらした。
類義語
- 直情径行
- 感情任せ
- 思うがまま
- 猪突猛進
対義語
- 冷静沈着
- 熟慮断行
- 隠忍自重
- 思慮分別