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張三李四

読み方

ちょうさん りし

意味

世間にいくらでもいる、名もない普通の人々を指す言葉。特定の人物ではなく、不特定多数の一般人、ありふれた人、取るに足りない人をいう。文脈によっては「どこの誰とも知れない人」というやや軽い・見下した響きを持つこともある。

由来

中国由来の語。張・李はいずれも中国で非常に多い姓で、三・四はありふれた名を表す数として添えられたもの。「張家の三男、李家の四男」のような、ごく普通の誰かを指す呼び名から、不特定の平凡な人々の意味になった。宋代(960〜1279年)ごろの禅籍・語録類に用例が見られるとされるが、厳密な初出年は不明。

備考

現代の日常会話ではあまり使われず、文章語・漢語的表現として用いられる。単に「庶民」を指す場合もあるが、文脈次第では凡庸・無名を強調する響きが出る。

例文

  • 歴史の大きな流れを支えてきたのは、名君だけでなく張三李四の暮らしである。
  • 彼の小説には、英雄ではなく張三李四の日常が丁寧に描かれている。
  • 政治は一部の権力者のためではなく、張三李四の声に応えるものでなければならない。
  • その僧は、王侯貴族にも張三李四にも同じ態度で接したという。
  • 名も残らない張三李四の努力が、町の文化を少しずつ育ててきた。

類義語

  • 凡夫俗子
  • 匹夫匹婦
  • 市井之人
  • 有象無象
  • 名無しの権兵衛
  • 名もなき人々

対義語

  • 英雄豪傑
  • 聖人君子
  • 傑物
  • 偉人

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