引狼入室
読み方
いんろう にゅうしつ意味
自分の判断や行動によって、危険な人物・敵・災いのもとを身近に招き入れてしまうこと。信用すべきでない相手を内部に入れ、結果として大きな損害や混乱を招くたとえ。由来
中国由来の成語。「狼を引いて室に入れる」、つまり危険な狼を自ら家の中へ招く意から生まれた。元代(13〜14世紀)の雑劇などに見える表現がもととされるが、四字句として定着した正確な年代は不明。備考
日本語ではやや硬く、日常会話より文章語・評論・ビジネス上の比喩で使われる。中国語成語としてもよく知られる。例文
- 十分な身元確認をせずに外部業者へ機密情報を渡すのは、まさに引狼入室だ。
- 彼を仲間に入れた結果、内部情報が漏れ、引狼入室だったと後悔した。
- 甘い話に乗って怪しい投資家を会社に迎え入れれば、引狼入室になりかねない。
- 敵対企業の関係者を顧問にするなど、引狼入室も同然だと役員たちは反対した。
- 親切心から泊めた相手に金品を盗まれ、彼女は引狼入室の恐ろしさを思い知った。
類義語
- 開門揖盗
- 招寇入室
- 自業自得
- 自招危難
- 藪をつついて蛇を出す
対義語
- 防患未然
- 用心堅固
- 門戸閉鎖