弊衣破帽
読み方
へいい はぼう意味
破れたりすり切れたりした粗末な衣服と、破れた帽子のこと。転じて、身なりが非常にみすぼらしいさま、またはそうした姿を指す。特に、明治・大正期の旧制高校生などに見られた、質実剛健を誇る「蛮カラ」風の服装を形容する語としても用いられる。由来
「弊衣」は古びてぼろぼろになった衣服、「破帽」は破れた帽子の意で、漢語的表現を組み合わせた語。中国古典の特定の成句に由来するかは不明。日本では明治時代後期から大正時代ごろ、旧制高校生の蛮カラな風俗を表す語として広く用いられるようになった。備考
日常会話ではほとんど使われず、文章語・歴史的描写に多い語。単なる貧しさだけでなく、蛮カラ風の気骨や反俗的態度を含む場合がある。例文
- 彼は弊衣破帽の姿で旅を続けたが、その目だけは生き生きとしていた。
- 明治の旧制高校生には、弊衣破帽を誇りとするような蛮カラ気質があった。
- 弊衣破帽の青年が、実は名のある詩人だと知って驚いた。
- 身なりは弊衣破帽でも、彼の言葉には不思議な品格があった。
- 写真に写る祖父は、弊衣破帽ながらも堂々とした表情をしている。
類義語
- 悪衣悪食
- 粗衣粗食
- 襤褸をまとう
- 破衣破帽
対義語
- 衣冠楚楚
- 美衣美服
- 錦衣玉食
- 軽裘肥馬