弄巧成拙
読み方
ろうこう せいせつ意味
うまくやろう、巧妙に処理しようと技巧をこらした結果、かえって失敗したり、不自然でまずい結果になったりすること。小細工や過度な工夫が裏目に出る場合にいう。由来
中国・南宋代の禅宗史書『五灯会元』(普済編、1252年ごろ成立)などに見える語。「弄巧」は技巧を弄すること、「成拙」は拙い結果になることを表し、「巧を弄して拙を成す」と訓読される。備考
日常会話ではやや硬い表現。文章語・評論・ビジネス文脈で使われることが多く、単なる失敗より「余計な技巧が裏目に出た」点を強調する。例文
- 資料を見栄えよくしようと装飾を増やしすぎ、かえって読みにくくなったのは弄巧成拙だ。
- 彼は交渉を有利に進めようと駆け引きを重ねたが、相手の不信を招き、まさに弄巧成拙となった。
- 文章を難しい言葉で飾った結果、意味が伝わらなくなってしまい、弄巧成拙の感がある。
- サプライズを成功させようと嘘を重ねたせいで友人を怒らせ、弄巧成拙に終わった。
- 新機能を詰め込みすぎたアプリは操作性を損ない、開発陣の努力が弄巧成拙になってしまった。
類義語
- 策士策に溺れる
- 藪をつついて蛇を出す
- 小才は大事を誤る
- 過ぎたるは猶及ばざるが如し
- 画蛇添足
対義語
- 一挙両得
- 一石二鳥
- 奏功
- 功を奏する