度徳量力
読み方
たくとく りょうりき意味
自分や相手の徳望・人望の程度を見極め、さらに実際の力量や能力をよく測ったうえで、物事を判断し行動すること。身の丈に合わない無謀な行動を避け、状況や実力を冷静に見定める態度をいう。由来
中国の古典『春秋左氏伝(左伝)』隠公十一年の記事に見える「徳を度りてこれに処し、力を量りてこれを行う」に基づく成語。『左伝』は春秋時代の事跡を記し、成立は戦国時代ごろ、紀元前4世紀前後とされるが詳細は諸説ある。備考
日常会話ではあまり使われず、文章語・教養語として用いられる。単に能力を測るだけでなく、徳望や人望も含めて自己や相手を評価する点が特徴。例文
- 新規事業に参入する前に、まずは度徳量力して自社の強みと限界を確認すべきだ。
- 彼は度徳量力を怠らず、無理な拡大路線ではなく堅実な経営を選んだ。
- 大きな役職を引き受けるかどうか、度徳量力のうえで返事をしたい。
- 度徳量力を知らずに強敵へ挑めば、勇気ではなく無謀と見なされる。
- リーダーには理想を掲げるだけでなく、度徳量力して実行可能な計画を立てる姿勢が求められる。
類義語
- 量才録用
- 適材適所
- 身の程を知る
- 力量相応
対義語
- 不自量力
- 無謀蛮勇
- 猪突猛進