帰馬放牛
読み方
きば ほうぎゅう意味
戦争が終わり、軍用の馬を帰し、荷役などに使った牛を野に放つこと。転じて、武器を収めて戦いをやめ、世の中が平和になること、また平和な時代を迎えることをいう。由来
中国古代の経書『書経(尚書)』「武成」に見える「乃ち武を偃せ文を修め、馬を華山の陽に帰し、牛を桃林の野に放つ」に由来する。周の武王が殷を滅ぼした後、軍馬や牛を解き放って戦争の終結を示した故事。出来事は紀元前11世紀ごろとされるが、成句としての成立時期は不詳。備考
日常会話ではまれで、漢文・歴史・政治的文脈で使われる硬い表現。「偃武修文」と併用されることが多い。例文
- 長い内戦の末、国はようやく帰馬放牛の時を迎えた。
- 将軍は勝利の後、帰馬放牛を宣言し、兵を農村へ帰した。
- 戦後復興の第一歩は、帰馬放牛の精神で武力より文治を重んじることだった。
- 争いが絶えなかった地域にも、今では帰馬放牛の平穏が訪れている。
- 彼の演説は、対立を終わらせ帰馬放牛へ向かう決意を示すものだった。
類義語
- 偃武修文
- 天下泰平
- 太平無事
- 安寧秩序
- 平和回復
対義語
- 兵荒馬乱
- 干戈倥偬
- 戦乱
- 軍馬倥偬
- 兵戈擾攘