居安思危
読み方
きょあん しき意味
平穏で安全な状況にいるときでも、将来起こりうる危険や困難を忘れず、あらかじめ備えておくべきだという戒め。順調な時ほど油断せず、危機意識を持つ姿勢を表す。由来
中国の古典『春秋左氏伝(左伝)』襄公十一年に見える「居安思危、思則有備、有備無患」に由来する。「安きに居て危うきを思う」の意。記述の対象は紀元前562年ごろ、書物の成立は戦国時代、紀元前4世紀ごろとされる。備考
訓読では「安きに居て危うきを思う」。日常会話より、訓示・経営・防災・政治など、改まった文脈で使われることが多い。例文
- 業績が好調な今こそ、居安思危の精神で新たなリスクに備えるべきだ。
- 災害が少ない地域だからといって油断せず、居安思危で避難計画を見直した。
- 祖父はいつも、平和な時代ほど居安思危を忘れるなと言っていた。
- 資金に余裕があるうちに研究開発へ投資するのは、まさに居安思危の経営判断だ。
- チームが連勝している時ほど、監督は居安思危の姿勢で課題を洗い出した。
類義語
- 有備無患
- 備えあれば憂いなし
- 転ばぬ先の杖
- 安不忘危
- 思患預防
対義語
- 油断大敵ではない態度
- 無為無策
- 楽観主義
- 危機意識の欠如