尽忠報国
読み方
じんちゅう ほうこく意味
忠義を尽くし、国のために力をささげて、その恩に報いること。私利私欲よりも国家への忠誠や奉仕を重んじる態度を表す。歴史上の武将・臣下・軍人などについて用いられることが多い。由来
「尽忠」は忠義を尽くすこと、「報国」は国の恩に報いること。成句は中国の史書に見え、特に元代の1345年に成立した『宋史』岳飛伝で、南宋の武将・岳飛の背に「尽忠報国」の四字が刺青されていたという記述により広く知られる。備考
国家への忠誠を強く含むため、戦時的・国家主義的な響きを帯びる場合がある。現代の日常会話ではやや硬く、主に歴史・思想・演説などで用いられる。例文
- 彼は生涯、尽忠報国の志を抱いて官職を務めた。
- 戦国の武将たちは、主君への忠義と尽忠報国を理想として語った。
- その記念碑には、祖国に殉じた人々の尽忠報国の精神が刻まれている。
- 歴史小説では、岳飛の尽忠報国の姿勢が感動的に描かれている。
- 現代社会で尽忠報国を唱えるときは、個人の自由や多様な価値観との関係にも配慮が必要だ。
類義語
- 精忠報国
- 忠君愛国
- 報国尽忠
- 忠義一途
- 滅私奉公
対義語
- 売国求栄
- 売国行為
- 反逆謀叛
- 不忠不義
- 背信棄義