尽善尽美
読み方
じんぜん じんび意味
善を極め、美を極めていること。内容・道徳性・機能などがすぐれ、外見・形式・表現も非常に美しく、非の打ちどころがないほど完全であるさまをいう。由来
中国古典『論語』八佾篇に見える「尽美矣、又尽善也」「尽美矣、未尽善也」に由来する。孔子が舜の音楽「韶」は美を尽くし善も尽くすが、武王の音楽「武」は美を尽くしても善を尽くしていないと評した一節に基づく。『論語』は孔子没後、戦国時代ごろ(前5〜前3世紀頃)に編纂されたとされる。備考
文章語・評論調で、日常会話ではやや硬い表現。芸術作品、設計、制度、人物の業績などを高く評価する際に用いられる。例文
- この庭園は配置、色彩、静けさのすべてが調和しており、まさに尽善尽美の趣がある。
- 彼女の研究発表は資料の正確さも話し方の美しさも備えた、尽善尽美の出来だった。
- 新庁舎の設計は機能性と景観への配慮を両立させ、尽善尽美を目指して進められた。
- 名工が仕上げた茶碗は、形も釉薬の景色も尽善尽美と評された。
- 制度そのものは尽善尽美とは言えないが、現時点では最も現実的な改善策である。
類義語
- 完全無欠
- 十全十美
- 完璧
- 円満具足
- 尽美尽善
対義語
- 美中不足
- 不完全
- 欠陥不備
- 粗製濫造