寡廉鮮恥
読み方
かれん せんち意味
心が清らかでなく、節操や廉潔さに乏しく、恥を恥とも思わないこと。私利私欲のために不正や卑しい行いをしても平然としている、道徳心や羞恥心の欠けた態度を強く非難していう語。由来
中国の史書『漢書』司馬相如伝に見える語に由来するとされる。『漢書』は後漢時代、班固らによって紀元1世紀末から2世紀初めごろに成立した。ここでの「寡」「鮮」はどちらも「少ない」の意で、「廉」はいさぎよさ・廉潔、「恥」は恥を知る心を表す。備考
かなり硬い文章語で、日常会話ではあまり使われない。相手を強く非難する語なので、使用場面には注意が必要。例文
- 賄賂を受け取ってなお正義を語るとは、まさに寡廉鮮恥な振る舞いだ。
- 部下に責任を押しつけて自分だけ昇進を狙う彼の態度は、寡廉鮮恥と批判されても仕方がない。
- 寡廉鮮恥な経営者が会社の資金を私的に流用し、社会的信用を失った。
- 人の善意につけ込み利益を得ようとする商法には、寡廉鮮恥というほかない。
- その政治家は不祥事を何度も起こしながら謝罪もせず、寡廉鮮恥の典型として新聞に取り上げられた。
類義語
- 厚顔無恥
- 破廉恥
- 無恥厚顔
- 鉄面皮
- 恥知らず
対義語
- 清廉潔白
- 品行方正
- 公明正大
- 廉潔
- 廉恥心があること