富国強兵
読み方
ふこく きょうへい意味
国家の経済力を高めて豊かにし、同時に軍事力を強化すること。特に近代日本では、明治政府が欧米列強に対抗するために掲げた国家政策の標語として知られる。由来
語の構成は「国を富ませ、兵を強くする」という漢語的表現に基づく。思想としては中国古代の法家・商鞅らが唱えた富国強兵策にさかのぼるとされ、紀元前4世紀ごろの戦国時代に関連づけられる。日本では明治維新後、1868年以降の近代国家建設の基本方針を表す語として広く用いられた。備考
明治時代の歴史用語として頻出。単なる経済発展ではなく、軍備拡張を伴う国家政策を指すため、文脈によっては批判的な響きもある。例文
- 明治政府は富国強兵を掲げ、殖産興業や徴兵制を推し進めた。
- 欧米列強に追いつくため、当時の日本では富国強兵が重要な国家目標とされた。
- 富国強兵の政策は近代化を促した一方で、軍事重視の社会を生む要因にもなった。
- 歴史の授業で、富国強兵と殖産興業の関係について発表した。
- その国は安全保障を理由に、富国強兵に近い政策へとかじを切った。
類義語
- 殖産興業
- 富国安民
- 富国裕民
- 強兵富国
対義語
- 貧国弱兵
- 小国寡兵
- 軍縮平和