実用本位
読み方
じつよう ほんい意味
物事を考えたり作ったり選んだりするとき、見た目・理屈・格式よりも、実際に役立つことや使いやすさを第一の基準にする態度・方針。道具、教育、制度、商品開発などについてよく用いられる。由来
「実用」は実際に用いて役立つこと、「本位」はそれを基準・中心とすることを表す語。漢籍由来の故事成語ではなく、近代日本語で二語が結びついた表現と考えられる。成立年は不詳だが、実学・産業・教育が重視された明治時代以降(19世紀後半〜20世紀初頭)に広まった用法とみられる。備考
肯定的には「無駄がなく役立つ」、否定的には「味気ない・美しさに欠ける」という含みを持つことがある。文脈で評価が変わる語。例文
- この鞄は実用本位で作られており、余計な飾りはないが収納力が高い。
- 新しい社内システムは、見た目の華やかさより実用本位で設計された。
- 彼の料理は高級感よりも実用本位で、毎日食べても飽きない。
- 実用本位の教育を掲げ、学校では資格取得や職業訓練にも力を入れている。
- この住宅は実用本位の間取りなので、家事動線が短く暮らしやすい。
類義語
- 実用主義
- 実利主義
- 実学重視
- 効用本位
- 実用重視
対義語
- 形式本位
- 理論本位
- 装飾本位
- 観念本位
- 趣味本位