孤芳自賞
読み方
こほう じしょう意味
自分だけが優れていると思い込み、自分で自分をほめて得意になること。また、自分を高潔・特別な存在であるかのように見なし、周囲から離れて自己満足に浸ること。多くは独りよがりでうぬぼれた態度を批判していう。由来
中国由来の成語。「孤芳」は一輪だけ香る花、転じて俗世から離れた高潔な存在、「自賞」は自らを賞賛する意。成句としての初出や成立年代は未詳だが、類似表現「孤光自照」は南宋の張孝祥「念奴嬌・過洞庭」(1160年代頃)に見え、孤高の自負を表す語として後世に定着した。備考
文章語・評論語としてやや硬い表現。現代日本語では「高潔な孤高さ」よりも、「うぬぼれ」「独善的な自己満足」への批判として使われることが多い。例文
- 彼は周囲の批判に耳を貸さず、自分の企画だけを絶賛して孤芳自賞に陥っている。
- その文章は個性的ではあるが、作者の解説には孤芳自賞の気味があり、読者を遠ざけている。
- 研究者としての信念は大切だが、孤芳自賞に終わらないよう他分野の意見も取り入れたい。
- 彼女は受賞後も孤芳自賞せず、支えてくれたチームへの感謝を真っ先に述べた。
- 閉じた仲間内で互いに褒め合うだけでは、外部から孤芳自賞と見られても仕方がない。
類義語
- 自画自賛
- 自己陶酔
- 手前味噌
- 夜郎自大
- 唯我独尊
対義語
- 虚心坦懐
- 謙虚謹慎
- 謙遜
- 自己省察