季布一諾
読み方
きふ の いちだく意味
一度承諾した約束は必ず守ること。また、その約束が非常に重く、信頼に値すること。特に、信用の厚い人物の一言や承諾が、金銭よりも価値を持つほど確かであるという意味で用いられる。由来
中国の歴史書『史記』季布欒布列伝に基づく故事成語。前漢の司馬遷が編んだ『史記』は紀元前1世紀頃の成立。楚の武将・季布は約束をよく守る人物として知られ、楚の人々が「黄金百斤を得るより、季布の一諾を得るに如かず」と言った故事に由来する。備考
やや硬い故事成語で、日常会話より文章・スピーチ向き。人名を含むため、必要に応じて「約束を必ず守る」の意味を補うと伝わりやすい。例文
- 彼は軽々しく引き受けないが、いったん承諾すれば季布一諾で必ずやり遂げる。
- 取引先は、社長の季布一諾を信じて正式契約の前から準備を始めた。
- 政治家には、選挙中の公約を季布一諾として守る姿勢が求められる。
- 彼女の返事は季布一諾だから、任せておけば期日までに必ず仕上がる。
- 口約束であっても季布一諾を重んじる人とは、長く安心して付き合える。
類義語
- 一諾千金
- 千金一諾
- 一言九鼎
- 信義篤実
- 約束厳守
対義語
- 軽諾寡信
- 食言
- 約束不履行
- 背信棄義
- 反覆無常