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如是我聞

読み方

にょぜ がもん

意味

仏典の冒頭に置かれる定型句で、「このように私は聞いた」という意味。釈尊の教えを聞いた者、伝承上は阿難が、その内容を忠実に伝える形を示し、経典の由来・権威・伝聞性を表す言葉。

由来

サンスクリットの「evaṃ mayā śrutam(このように私は聞いた)」、またはパーリ語「evaṃ me sutaṃ」の漢訳。釈迦入滅後、伝承上は紀元前5世紀ごろの第一結集で阿難が仏の説法を誦出した際の言葉とされる。漢訳仏典では後漢頃、2世紀ごろから経典冒頭の定型句として見られるが、正確な成立年は不明。

備考

日常会話ではほとんど使われず、仏教・経典・古典研究で用いられる。一般文脈では、伝え聞いたことを厳粛に記す比喩として響く。

例文

  • 経典の冒頭には「如是我聞」と記され、そこから釈尊の説法が語り始められる。
  • 僧侶は法話の中で、「如是我聞」とは「このように私は聞いた」という意味だと説明した。
  • 彼は師から受けた教えを、如是我聞の精神で一字一句丁寧に書き留めた。
  • 仏教学の授業では、「如是我聞」が経典の伝承形式を示す重要な語として扱われた。
  • その随筆は、古老から聞いた話を如是我聞として記録したような、静かな趣がある。

類義語

  • 是の如く我聞けり
  • かくのごとく我聞けり
  • このように私は聞いた
  • 我聞如是

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