天災人禍
読み方
てんさい じんか意味
地震・台風・洪水など自然の力によって起こる災害と、戦争・事故・公害・失政など人間の行為や過失によって起こる災いの両方を指す語。広く、社会や人々を苦しめるさまざまな災難をまとめていう。由来
「天災」は天、すなわち自然によってもたらされる災害、「人禍」は人間の行為が招く災いを意味する漢語で、両者を並べた成語。特定の古典的典拠や成立年は不詳だが、同形の漢語は中国語圏でも用いられ、日本では近代以降、特に明治期以降の新聞・行政・社会論などで定着したと考えられる。備考
やや硬い文章語で、報道・評論・歴史叙述などに多い。自然災害と人為的災害を対比しつつ一括する表現で、日常会話では「災害や事故」などと言うことが多い。例文
- この地域は地震に加え、ずさんな開発による土砂崩れも起こり、まさに天災人禍に見舞われた。
- 歴史を振り返ると、飢饉や戦乱などの天災人禍が人々の暮らしを大きく変えてきた。
- 天災人禍への備えとして、自治体は防災計画だけでなく事故防止の体制も見直すべきだ。
- 復興を妨げたのは自然災害だけではなく、汚職や情報隠蔽といった天災人禍の連鎖だった。
- 彼の小説には、天災人禍に翻弄されながらも生き抜こうとする庶民の姿が描かれている。
類義語
- 災害
- 災禍
- 天変地異
- 天災地変
- 人災
対義語
- 平穏無事
- 太平無事
- 天下泰平
- 安寧秩序