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天涯比隣

読み方

てんがい ひりん

意味

どんなに遠く離れた場所にいても、心の通い合う友人や親しい人がいれば、まるで隣にいるように感じられること。距離を超えた友情・親交の深さを表す。

由来

中国・唐代の詩人、王勃(おうぼつ)の詩「送杜少府之任蜀州」にある句「海内存知己、天涯若比隣」(海内に知己存すれば、天涯も比隣の若し)に由来する。成立は7世紀後半、初唐の頃とされる。「天涯」は空の果てほど遠い地、「比隣」は隣近所の意。

備考

やや文語的・詩的な表現で、日常会話より文章や挨拶文で使われる。友情・親交を美しく述べる語で、物理的な近さそのものには用いにくい。

例文

  • 留学で親友とは国が離れたが、毎晩のように語り合い、まさに天涯比隣の思いがする。
  • 海外支社の同僚ともオンラインで密に連携できる今の時代、天涯比隣を実感する場面が多い。
  • 彼とは十年会っていないが、手紙を読むたびに天涯比隣の友情は変わらないと感じる。
  • 遠距離恋愛はつらいこともあるが、互いを信じていれば天涯比隣でいられる。
  • 恩師から届いた一通のメールに励まされ、遠く離れていても天涯比隣だと思えた。

類義語

  • 天涯若比隣
  • 海内知己
  • 四海兄弟

対義語

  • 咫尺天涯
  • 近くて遠い
  • 疎遠

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