天下独歩
読み方
てんか どっぽ意味
世の中に並ぶものがなく、他を大きく引き離してすぐれていること。特定の人物の才能・技量・作品・技術などが、天下に比べる相手のないほど卓越しているさまをいう。由来
「天下」は天の下、すなわち世の中全体・国中の意。「独歩」は本来「ひとりで歩む」ことから、転じて「他に並ぶ者がないほどすぐれる」の意になった語。成句「天下独歩」としての明確な初出・成立年代は未詳だが、漢籍由来の語彙を背景に近世以降の日本語で用いられてきた表現と考えられる。備考
やや硬く文語的な褒め言葉。人物の技量や芸術・技術を称賛する場面に多く、日常会話では「他にない」「圧倒的」などの方が自然なこともある。例文
- 彼の剣の腕前は天下独歩と称され、各地の武芸者から挑戦を受けた。
- この老舗の染色技術は天下独歩で、海外の職人からも高く評価されている。
- 新人ながら、彼女の表現力はすでに天下独歩の域に達している。
- 天下独歩の名声に甘えず、研究を続ける姿勢こそが彼の強さだ。
- その画家の色彩感覚は天下独歩で、容易に模倣できるものではない。
類義語
- 天下無双
- 天下一品
- 古今独歩
- 当代随一
- 無二無三
- 唯一無二
- 比類無双
対義語
- 平凡凡庸
- 凡庸
- 普通
- 月並み
- 十人並み