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夏雲奇峰

読み方

かうん きほう

意味

夏の空に立ちのぼる雲が、珍しく険しい山の峰のように見えること。また、その雄大で変化に富んだ夏空の景色をいう。特に入道雲や積乱雲が高く盛り上がる、詩的・絵画的な情景を表す語。

由来

中国・東晋の詩人、陶淵明(365〜427年)の詩「四時」にある句「春水満四沢、夏雲多奇峰、秋月揚明輝、冬嶺秀孤松」に由来する。原句は「夏雲多奇峰」で、「夏の雲には奇峰が多い」の意。日本では「多」を省いた「夏雲奇峰」が四字熟語として定着した。

備考

日常会話よりも、漢詩・俳句・随筆・風景描写などで用いられる雅語的表現。「雲の峰」は夏の季語としても知られる。

例文

  • 夕立の前、空には夏雲奇峰の景が広がり、遠くの山まで白く輝いて見えた。
  • 旅先の海辺で夏雲奇峰を眺めていると、思わず一枚の絵に残したくなった。
  • 校舎の窓から見える入道雲は、まさに夏雲奇峰と呼ぶにふさわしい迫力だった。
  • 俳句の会で、先生は「夏雲奇峰」という語を使って夏空の雄大さを表現した。
  • 午後の日差しを受けて盛り上がる雲の形に、彼女は夏雲奇峰の美を感じた。

類義語

  • 夏雲多奇峰
  • 雲の峰
  • 入道雲
  • 積乱雲

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