声東撃西
読み方
せいとう げきせい意味
東を攻めると声を上げて敵の注意をそちらへ向け、実際には西を攻めること。転じて、本当の狙いを隠すために別の行動や発言で相手を惑わせ、意表を突く策略をいう。軍事だけでなく、交渉・競争・ビジネスなどで使われる。由来
中国古代の兵法に由来する語で、「声を東にして西を撃つ」の意。前漢時代、紀元前2世紀ごろ成立した『淮南子』兵略訓に見える兵法思想とされ、敵に東を攻めると思わせて西を攻める陽動・奇襲の戦術を表す。備考
やや硬い表現で、日常会話より文章・解説・ビジネスや戦略論で使われる。単なる嘘よりも、意図的な陽動や策略のニュアンスが強い。例文
- 相手チームは右サイドから攻めるふりをして中央を突破する、まさに声東撃西の作戦を取った。
- 新商品の発表をにおわせて競合の注意をそらし、実際には価格改定を進めるとは声東撃西だ。
- 彼の交渉術は声東撃西で、雑談に見せかけて相手の本音を引き出す。
- 選挙戦では福祉政策を前面に出しつつ、実は経済対策で支持を広げる声東撃西の戦略が功を奏した。
- 敵軍は夜襲を装って北門に兵を集めさせ、南門から侵入する声東撃西を仕掛けた。
類義語
- 陽動作戦
- 東声西撃
- 虚々実々
- 攪乱戦術
- フェイント
対義語
- 正攻法
- 正面突破
- 直球勝負