国泰民安
読み方
こくたい みんあん意味
国がよく治まり、社会が平和で、人民が安心して穏やかに暮らしていること。政治が安定し、戦乱や災害、圧政などが少ない理想的な世の中を表す。由来
「国」は国家、「泰」は安らかで穏やかなこと、「民」は人民、「安」は安心して暮らすことを表す漢語成句。中国で古くから用いられた表現だが初出年代は不詳。南宋の呉自牧『夢粱録』(13世紀後半、1270年代ごろ)に、国家の安泰と人民の安寧を祈る文脈で「国泰民安」の用例が見られる。備考
日常会話よりも、政治・歴史・祝詞・式辞など改まった文脈で使われる。単なる平和だけでなく、良い統治と民衆の安心を含む語。例文
- 新しい政権は、国泰民安を実現するためにまず治安と福祉の改善に取り組んだ。
- 村の神社では毎年、五穀豊穣と国泰民安を祈る祭りが行われている。
- 歴史書には、名君の治世として国泰民安の時代であったと記されている。
- 戦後の混乱を乗り越え、人々はようやく国泰民安の暮らしを取り戻した。
- 国泰民安は為政者だけでなく、市民一人ひとりの節度ある行動によっても支えられる。
類義語
- 天下泰平
- 天下太平
- 太平無事
- 安寧秩序
- 国利民福
対義語
- 内憂外患
- 治乱興亡
- 兵荒馬乱
- 天下大乱
- 戦乱飢饉