回天事業
読み方
かいてん じぎょう意味
衰えたり危機に陥ったりした国家・社会・組織などの形勢を一変させ、立て直すための大きな事業や企て。単なる改善ではなく、時勢や運命をひっくり返すほどの壮大な改革・救済の事業をいう。由来
「回天」は「天を回らす」、すなわち天の運行や時勢を転換させるほど大きな力を表す漢語で、中国古典の「回天之力」などに通じる表現。「事業」を合わせて、大局を変える大事業の意となった。四字語としての初出・成立年は未詳だが、日本では幕末から明治期(19世紀)以降、国家の危機を救う政治的・社会的事業を論じる文脈で用いられた。備考
文語的・歴史的で重い表現。政治、国家再建、大改革など壮大な文脈に合う。日常会話で軽く使うと大げさに響く。例文
- 財政破綻寸前の藩を立て直す改革は、まさに回天事業と呼ぶにふさわしいものだった。
- 彼は教育制度の再建を、国の未来を左右する回天事業として位置づけた。
- 戦後の復興は、多くの人々の犠牲と努力によって成し遂げられた回天事業であった。
- 老朽化した地域産業を再生するには、小手先の補助金ではなく回天事業といえる規模の構想が必要だ。
- 指導者は演説で、この行政改革を国家百年の計に基づく回天事業だと訴えた。
類義語
- 回天の業
- 乾坤一擲
- 起死回生
- 救世済民
- 大改革
対義語
- 亡国の挙
- 破滅行為
- 衰亡の策
- 姑息な施策