四肢百体
読み方
しし ひゃくたい意味
手足を含む体のすべての部分、すなわち全身・身体全体を指す語。多くは「四肢百体に力がみなぎる」「四肢百体が痛む」のように、体全体の感覚や状態を強調して表す。由来
「四肢」は両手両足、「百体」は体を構成する多くの部分の意で、合わせて「全身」を表す漢語表現。中国古典に見られる「四肢百體」「四肢百骸」系の語に由来するとされるが、特定の初出年は不明。日本では近世以降の漢文訓読・文章語の中で用いられた。備考
現代会話ではやや硬く古風な表現。「四肢百骸」と近い意味で、文学的・文章語的に全身の感覚を強調する際に使われる。例文
- 長い山道を歩き続け、宿に着くころには四肢百体が鉛のように重かった。
- 試合終了の笛を聞いた瞬間、四肢百体から一気に力が抜けた。
- 温泉に浸かると、四肢百体のこわばりが少しずつほどけていった。
- 彼は怒りに震え、四肢百体に血がたぎるような思いで相手を見つめた。
- 徹夜明けの朝は、四肢百体が痛み、机に向かう気力も残っていなかった。
類義語
- 全身
- 身体全体
- 満身
- 五体
- 四肢百骸
- 四体百骸
対義語
- 身体不随
- 半身不随
- 局所