四海昇平
読み方
しかい しょうへい意味
天下・世界全体がよく治まり、戦乱や混乱がなく平和で安定していること。特に、為政者の徳やよい政治によって、国の内外が穏やかに保たれている状態をいう。由来
中国由来の漢語成語。「四海」は古代中国で四方の海に囲まれた内側、すなわち天下・世界を指す語。「昇平」は世が次第に治まり、平和になること。語の厳密な初出年は不明だが、「四海升平」の形は中国古典・漢籍の表現として用いられ、日本には漢文訓読や漢籍受容を通じて伝わった。備考
現代の日常会話では硬い表現。祝辞・詔勅・漢詩文調の文章などで、天下泰平を荘重に述べる語として用いられる。例文
- 新しい王の治世には、四海昇平の世が訪れたと史書に記されている。
- 長い戦乱が終わり、人々は四海昇平を願って神前に祈りをささげた。
- この屏風絵は、四海昇平を寿ぐ宮中行事の華やかさを描いたものだ。
- 外交の安定と民生の充実なくして、真の四海昇平は望めない。
- 元旦の詔には、五穀豊穣と四海昇平への祈りが込められていた。
類義語
- 天下太平
- 天下泰平
- 四海太平
- 海内無事
- 太平無事
- 天下静謐
対義語
- 天下大乱
- 兵荒馬乱
- 内憂外患
- 群雄割拠
- 戦乱不止