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四弘誓願

読み方

しぐ ぜいがん

意味

大乗仏教で、菩薩または仏道修行者が起こす四つの広大な誓い。すべての衆生を救い尽くす、尽きない煩悩を断つ、限りない教えを学ぶ、無上の悟りを成就する、という願いを指す。利他と悟りへの決意を表す語。

由来

「弘」は広大、「誓願」は仏道上の誓いを願うこと。大乗仏教の菩薩思想に由来し、四句の定型としての厳密な初出年は不詳。中国・隋代の天台大師智顗(538〜597)の教学、特に6世紀末頃の天台系文献で体系化・普及し、日本にも仏教伝来後、奈良〜平安期以降の儀礼や勤行で受容された。

備考

日常会話の慣用句というより仏教儀礼・教学の専門語。「四弘誓願文」として唱えられ、宗派や地域により文言・読誦の仕方に多少の異同がある。

例文

  • 法要の終わりに、僧侶と参列者が声をそろえて四弘誓願を唱えた。
  • 住職は説法の中で、四弘誓願は菩薩がすべての命に向けて立てる広大な誓いだと説明した。
  • 彼女は被災地での支援活動を、四弘誓願の精神を日常で実践することだと考えている。
  • 坐禅会では、般若心経に続いて四弘誓願文を読誦するのが恒例になっている。
  • 仏教を学び始めた学生は、四弘誓願の「煩悩無尽誓願断」という句に強く心を動かされた。

類義語

  • 四弘願
  • 四弘誓
  • 四大誓願
  • 菩薩の総願

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