和風細雨
読み方
わふう さいう意味
穏やかに吹く風と、しとしと降る細かな雨のこと。転じて、人柄・態度・言い方・物事の進め方などが、激しくなく穏やかで、相手に無理な圧力をかけず、やさしく丁寧であるさまをいう。由来
「和風」は穏やかな風、「細雨」は細かく静かに降る雨を表す漢語で、中国古典の自然描写に由来する表現とされる。ただし、四字句としての初出や成立年代は不詳。日本では漢籍・漢詩文の語彙として受容され、近世から近代以降の文章語・成語として用いられてきた。備考
自然描写にも人物評にも使えるが、現代の日常会話ではやや文章語的。相手を穏やかに導く態度を褒める文脈で用いられることが多い。例文
- 彼女の注意の仕方は和風細雨で、叱られた側も素直に反省できる。
- 新任の校長は和風細雨の方針で、学校改革を少しずつ進めていった。
- 強い口調で責めるのではなく、和風細雨に説明したほうが相手に伝わる。
- 祖父はいつも和風細雨の語り口で、家族の悩みを静かに受け止めてくれた。
- その交渉役は和風細雨の態度を崩さず、対立していた双方の緊張を和らげた。
類義語
- 春風駘蕩
- 温柔敦厚
- 温和丁寧
- 穏健温和
- 柔和
対義語
- 疾風怒濤
- 暴風豪雨
- 狂風暴雨
- 急激峻烈
- 強硬手段