周公吐哺
読み方
しゅうこう とほ意味
優れた人材を得るために、身分の高い者が礼を尽くして熱心に迎え入れること。食事中であっても口中の食べ物を吐き出して応対したという故事から、賢者・有能な人を厚遇し、登用を急ぐ姿勢をいう。由来
中国の周公旦に関する故事に由来する。周公は食事中にも賢人が訪ねてくると、口の中の食べ物を吐き出してすぐ会ったという。『史記』魯周公世家などに類話が見え、後に曹操の詩「短歌行」(後漢末、3世紀初めごろ)にも「周公吐哺、天下帰心」と詠まれた。備考
現代では日常会話よりも、政治・経営・組織論などで「人材を礼遇して招く」姿勢を格調高く述べる際に用いられる。例文
- 新社長は周公吐哺の姿勢で若手研究者を迎え、研究所の改革を進めた。
- 地方都市が発展するには、周公吐哺の精神で外部の専門家を招くことが欠かせない。
- 彼は多忙な会議の合間にも応募者一人一人と面談し、まさに周公吐哺の人材登用を実践している。
- 名門校に甘んじず、周公吐哺の思いで優秀な教師を全国から探し続けた。
- 組織が停滞している今こそ、経営陣には周公吐哺のように賢才を求める覚悟が必要だ。
類義語
- 吐哺握髪
- 握髪吐哺
- 礼賢下士
- 求賢若渇
- 招賢納士
対義語
- 嫉賢妬能
- 人材軽視
- 門前払い
- 傲岸不遜