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吟風弄月

読み方

ぎんぷう ろうげつ

意味

風に向かって詩を吟じ、月を眺め楽しむこと。転じて、自然の風物を題材に詩歌を作ったり、風流を味わって優雅に過ごしたりすることをいう。実用や俗事から離れた、文人趣味的な楽しみを表す語。

由来

中国の漢詩文の表現に由来する語。「吟」は詩歌を口ずさむこと、「風」は自然の風物、「弄」はもてあそび楽しむこと、「月」は観賞の対象を表す。風や月を詩の題材として愛でる文人の生活態度から生まれた。明確な初出年代・典拠は未詳だが、唐宋期以降の文人文化・漢詩文の伝統と深く関わる表現とされ、日本にも漢文学を通じて伝わった。

備考

やや古風で雅な表現。日常会話よりも文学・随筆・詩歌や、風流な暮らしを評する文脈で用いられる。

例文

  • 退職後の彼は、山里で吟風弄月の日々を送っている。
  • 忙しい仕事を離れ、たまには吟風弄月の心で季節の移ろいを味わいたい。
  • その俳人の随筆には、旅先での吟風弄月の楽しみがよく描かれている。
  • 利益ばかりを追う生活に疲れ、彼女は吟風弄月を愛する暮らしに憧れた。
  • 月明かりの庭で友人と詩を作るとは、まさに吟風弄月の趣がある。

類義語

  • 嘯風弄月
  • 吟花詠月
  • 風流韻事
  • 花鳥風月

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