名実一体
読み方
めいじつ いったい意味
名称・肩書き・評判などの「名」と、実質・内容・実態である「実」が一致し、切り離せない一つのものになっていること。名目だけでなく実際の中身も伴っている状態を表す。由来
「名」は名称・評判、「実」は実質・実態を意味する。「名実」は中国古典以来、名と実の一致・不一致を論じる概念として用いられ、春秋戦国時代頃の思想にも関わる。これに「一つのもの」を表す「一体」を合わせた漢語的表現で、「名実一体」という固定句の初出年は不詳。日本では近現代以降、制度・組織・評価などの文脈で用いられる。備考
故事成語というより、論説・行政・ビジネス文で使われる硬めの漢語表現。「名実ともに」「名実一致」と言い換えられる場合が多い。例文
- 新制度では肩書きだけでなく権限も明確になり、名実一体の責任体制が整った。
- 彼は実績と人望の両方を備え、名実一体のリーダーとして社内で認められている。
- ブランド名に品質が追いつき、ようやく名実一体の老舗と言えるようになった。
- 部署名を変えるだけでなく業務内容も再編し、組織を名実一体にする必要がある。
- 理念と日々の実践が重なってこそ、名実一体の教育方針になる。
類義語
- 名実一致
- 名実相応
- 名実相伴う
- 名実一如
- 名実ともに
対義語
- 有名無実
- 名実不一致
- 名存実亡
- 名ばかり
- 看板倒れ