各執一説
読み方
かくしゅう いっせつ意味
人々がそれぞれ自分の説や意見にこだわり、互いに譲らないこと。議論の場で各人が別々の主張を固持し、意見がまとまらない状態をいう。由来
漢語由来の成句で、「各」はそれぞれ、「執」は固く持つ・こだわる、「一説」は一つの説や見解を表す。つまり「各人が一つの説を執る」という構成で、古典中国語風の表現から日本でも用いられるようになった。初出や成立年代は特定しにくく、正確な年は不明。備考
硬い文章語・評論調の表現。日常会話では「みんな自分の意見を譲らない」「意見が割れる」などと言う方が自然。例文
- 委員会では各執一説で、結論を出すまでに何時間もかかった。
- 専門家たちは原因について各執一説となり、統一した見解を示せなかった。
- 会議が各執一説に陥る前に、司会者が論点を整理した。
- 新制度の導入をめぐって各部署が各執一説で、調整は難航している。
- 歴史上の人物の評価については研究者が各執一説で、いまだ定説がない。
類義語
- 各自一説
- 諸説紛紛
- 甲論乙駁
- 議論百出
- 百家争鳴
対義語
- 衆議一決
- 満場一致
- 一致団結
- 意見一致