叱咤風雲
読み方
しった ふううん意味
大声で叱りつけたり命じたりするだけで風や雲までも動かすほど、勢いが盛んなこと。転じて、英雄・豪傑・有力者などが強い気迫や権勢、影響力によって世の中の情勢を大きく動かすことをいう。由来
中国の史書『梁書』元帝紀に見える「叱咤すれば則ち風雲興起し、鼓動すれば則ち嵩華倒抜す」に由来するとされる。『梁書』は唐代の姚思廉らにより7世紀前半、636年ごろに成立した史書で、南北朝時代・梁の事績を記す。怒鳴るほどの一声で風雲がわき起こるという誇張表現から、天下を動かす英雄的な勢いを表すようになった。備考
日常会話ではまれで、歴史小説・評伝・演説など硬い文脈に合う。『叱咤激励』とは異なり、人を励ます意味ではない。例文
- 彼は若くして政界に現れ、叱咤風雲の勢いで改革を推し進めた。
- 戦乱の世には、叱咤風雲の英雄たちが各地で名乗りを上げた。
- その創業者は叱咤風雲の気概をもって、停滞していた業界の常識を覆した。
- 彼女の演説には、聴衆の心を一気に動かす叱咤風雲の迫力があった。
- この歴史小説は、一介の青年が叱咤風雲の人物へと成長していく過程を描いている。
類義語
- 一世風靡
- 威風堂々
- 気宇壮大
- 震天動地
- 英雄豪傑
対義語
- 無為無策
- 意気消沈
- 平々凡々