双管斉下
読み方
そうかん せいか意味
二つの方法・手段を同時に用いて物事を進めること。また、二つの方面に同時に力を注ぎ、効果を上げようとすること。仕事・政策・交渉などで、並行して策を打つ場合に使われる。由来
中国・唐代(8世紀ごろ)の画家、張璪が両手に筆を持ち、二本の筆を同時に下ろして松の絵を描いたという故事に基づく。「双管」は二本の筆、「斉下」はそろって下ろす意。故事は中国の画論・画史類に伝わるが、日本で成語として定着した正確な時期は不詳。備考
日常会話ではやや硬い表現。ビジネス文書・評論・政策説明などで使いやすい。「双管」は管楽器ではなく、筆を指す点に注意。例文
- 新商品の宣伝は、テレビ広告とSNS施策を双管斉下で進める方針だ。
- 感染拡大を防ぐため、検査体制の強化とワクチン接種の推進を双管斉下で行った。
- 彼は語彙の暗記と会話練習を双管斉下で続け、短期間で日本語力を伸ばした。
- 営業部は既存顧客の維持と新規市場の開拓を双管斉下で進めている。
- 問題解決には、制度改革と現場教育を双管斉下で実施する必要がある。
類義語
- 同時進行
- 並行処理
- 両面作戦
- 二面作戦
- 二刀流
対義語
- 一点集中
- 一意専心
- 専心一意
- 一事専念