博文約礼
読み方
はくぶん やくれい意味
広く学問や古典を学び、礼や道徳によって身を正し、知識を節度ある行動に結びつけること。単なる博識ではなく、学んだことを倫理的な規範で整え、人格修養に役立てるという意味を持つ。由来
中国の古典『論語』雍也篇に見える「君子博学於文、約之以礼」に基づく語。「文」は詩書などの学問・文化、「約」は引き締めて統御する意。孔子の言葉とされ、孔子の活動時期は春秋時代末期(紀元前5世紀頃)。『論語』の成立は戦国時代前期頃(紀元前5〜4世紀頃)とされるが、正確な成立年は不明。備考
校訓・教育理念・式辞などで用いられる硬い表現。知識量よりも、学問を礼節や倫理で統御する儒教的な修養の意味合いが強い。例文
- 本校の教育方針は博文約礼を旨とし、知識と品格をともに育てることにある。
- 彼は専門分野だけでなく古典や歴史にも通じ、しかも謙虚で、まさに博文約礼の人だ。
- 研究者として成果を上げるだけでなく、社会への責任を忘れない姿勢に博文約礼の精神が表れている。
- 知識を競うだけの学びではなく、博文約礼を意識して礼節ある行動につなげたい。
- 師は、学問は人を高慢にするためではなく、博文約礼によって人格を磨くためにあると説いた。
類義語
- 博学篤志
- 博学多識
- 知行合一
- 克己復礼
対義語
- 無知無礼
- 不学無術
- 放縦無礼