南無三宝
読み方
なむ さんぼう意味
仏教で「仏・法・僧の三宝に帰依します」と唱える語。転じて、危険・失敗・意外な事態に直面したときに、神仏にすがる気持ちや「しまった」「大変だ」という驚き・困惑を表す感嘆表現。由来
「南無」はサンスクリット語 namas/namo(礼拝・帰命)の音写、「三宝」は仏・法・僧を指す仏教語。漢訳仏典で「南無三宝」と唱える形が用いられ、中国から仏教とともに日本へ伝わった。日本での受容は飛鳥時代(6世紀後半)以降とみられるが、慣用的な感嘆詞としての成立年は不詳。備考
仏教語だが、日常では古風・芝居がかった感嘆詞として用いられることが多い。改まった文章では引用や会話表現で使うのが自然。例文
- 崖の縁で足を滑らせ、彼は「南無三宝」と叫びながら岩にしがみついた。
- 南無三宝、財布を電車の網棚に置き忘れてしまった。
- 締め切りを一日勘違いしていたとは、南無三宝、今から徹夜で仕上げるしかない。
- 古い物語の登場人物は、災難に遭うたびに「南無三宝」と唱えて助けを求めた。
- 寺の法要では、参列者が南無三宝と唱え、仏・法・僧への帰依を表した。
類義語
- 南無三
- 帰依三宝
- 三宝帰依
- 南無仏