南征北戦
読み方
なんせい ほくせん意味
南へ北へと各地に出向いて戦うこと。転じて、戦場に限らず、各地を忙しく巡りながら活動・奮闘することをいう。武将や軍隊の転戦を表すほか、営業・選挙・スポーツなどで広く各方面を駆け回る比喩にも用いられる。由来
中国の成語「南征北戦」に由来する。「征」は敵や反逆者を討ちに行く意で、南を征し北で戦う、すなわち各地を転戦することを表す。類形の「南征北伐」は唐代の柳宗元『封建論』(8~9世紀)に見え、「南征北戦」そのものの初出および日本での定着時期は未詳。備考
本来は軍事的な語だが、現代では各地を飛び回って奮闘する比喩としても使う。やや硬く、武勇伝的・大げさな響きがある。例文
- その武将の生涯は、まさに南征北戦の連続だった。
- 新規顧客を開拓するため、営業部長は全国を南征北戦して回った。
- チームは地方大会から国際大会まで南征北戦を重ね、着実に力をつけた。
- 候補者は選挙期間中、各地を南征北戦しながら支持を訴えた。
- 長年の南征北戦で鍛えられた彼は、どんな交渉の場でも動じない。
類義語
- 南征北伐
- 東征西討
- 東奔西走
- 各地転戦
- 戎馬倥偬
対義語
- 安居楽業
- 太平無事
- 平穏無事