南征北伐
読み方
なんせい ほくばつ意味
南へ進んで征服し、北へ向かって討伐すること。転じて、各地へ軍を進めて敵と戦い、あちこちを転戦することをいう。歴史上の戦争や武将の活動を述べる文脈で使われることが多い。由来
「南征」は南方へ軍を進めて征すること、「北伐」は北方の敵を討つことを表す漢語で、二語を対にして広い範囲での軍事行動を示した成語。特定の故事に基づくというより、中国の史書・軍記で用いられた軍事語に由来する。成立年は不詳で、古代中国以来の漢語表現が日本にも取り入れられたものと考えられる。備考
現代の日常会話ではあまり使わず、歴史・軍事・比喩的な文章語で用いられる。文字どおりの方角より「各方面で戦う」意味が中心。例文
- その武将は天下統一を目指して、若いころから南征北伐を繰り返した。
- 王朝の勢力拡大は、数十年に及ぶ南征北伐によって実現した。
- 歴史書には、彼が南征北伐の末に広大な領土を支配したと記されている。
- 南征北伐に明け暮れた時代には、民衆の生活も大きな負担を強いられた。
- 英雄として称えられる一方で、彼の南征北伐は多くの犠牲を伴った。
類義語
- 東征西討
- 各地転戦
- 四方征伐
- 征戦
- 東奔西走
対義語
- 不戦
- 停戦
- 休戦
- 専守防衛
- 平和共存