千頭万緒
読み方
せんとう ばんしょ意味
物事の糸口や端緒が非常に多く、複雑に入り組んでいて整理しにくいこと。また、心配事や考えが次々に湧いて、思いが乱れまとまらないさまをいう。由来
中国古典由来の漢語とされるが、特定の初出文献・成立年代は未詳。「千」「万」は数の多さを表し、「頭」「緒」は物事の端・糸口を意味する。無数の糸口が絡み合う意から、事柄や思考が複雑に錯綜することを表すようになった。日本での受容時期も明確ではないが、漢籍受容以後に用いられた語である。備考
日常会話ではあまり使われない硬い表現。文章語・評論・挨拶文などで、複雑さや心中の乱れを格調高く表す際に用いられる。例文
- 事件の背景は千頭万緒で、関係者の証言を一つずつ整理する必要がある。
- 新規事業の立ち上げは千頭万緒だが、優先順位を決めれば道筋は見えてくる。
- 突然の訃報を聞き、彼女の胸中は千頭万緒として言葉が出なかった。
- この問題は法律、経済、地域感情が絡む千頭万緒の難題である。
- 会議では意見が千頭万緒に入り乱れ、結論を出すまでに時間がかかった。
類義語
- 複雑多岐
- 千緒万端
- 多事多端
- 紛然雑然
- 錯綜複雑
対義語
- 単純明快
- 簡明直截
- 一目瞭然
- 整然明快