千金一笑
読み方
せんきん いっしょう意味
美人や大切な人のほんの一度の笑顔・笑いが、千金にも値するほど尊いこと。また、その笑顔を得るために多額の金品や大きな犠牲を惜しまないこと。多くは、魅力的な笑顔への賞賛や、過度な寵愛を表す。由来
中国の故事に由来する。西周末、幽王(在位前781〜前771)が、笑わない愛妃・褒姒を笑わせようと「笑わせた者に千金を与える」とし、烽火で諸侯をだまして笑わせたという伝説が背景。関連する話は『史記』周本紀(前1世紀ごろ成立)などに見えるが、四字語としての成立時期は未詳。備考
古風で文語的な表現。美人の笑顔を賛美する文脈が多い一方、相手に入れ込みすぎる愚かさ・危うさを含めて使われることもある。例文
- 彼女が舞台の最後に見せた微笑は、まさに千金一笑の価値があった。
- 祖父は孫の千金一笑を見たくて、遠くの町までプレゼントを買いに行った。
- どんな高価な広告よりも、看板女優の千金一笑が客の心をつかんだ。
- 社長は取引先の機嫌を取るために豪華な接待を重ね、千金一笑を求めるような振る舞いだった。
- 彼は恋人の千金一笑のためなら、忙しい仕事の合間でも時間を作った。
類義語
- 一笑千金
- 千金買笑
- 傾国傾城
- 一顧傾城
対義語
- 一文不値
- 無価値
- 軽視冷遇