千思万慮
読み方
せんし ばんりょ意味
あれこれと多くのことを思いめぐらし、深く考え悩むこと。物事を軽く判断せず、さまざまな可能性や結果を想定して、何度も思案するさまを表す。由来
「千」「万」は数が非常に多いことのたとえ、「思」「慮」はどちらも考える意。中国語の成語「千思万慮(千思万虑)」に由来する漢語表現だが、特定の初出年は未詳。唐〜宋代ごろの漢詩文に見られる語構成とされ、日本では漢籍受容を通じて定着した。備考
文章語・改まった表現で、日常会話ではやや硬い。単に「考える」よりも、悩みながら念入りに思案するニュアンスが強い。例文
- 彼は千思万慮の末、長年勤めた会社を辞めて独立することにした。
- 新制度の導入には、現場への影響を千思万慮して判断する必要がある。
- 母は子どもの将来を思い、千思万慮して進学先を選んだ。
- 千思万慮を重ねても、最後は自分の信念に従って決断するしかない。
- 経営陣は千思万慮のうえで、海外市場への進出を見送った。
類義語
- 熟思黙想
- 熟慮熟考
- 思案投首
- 思慮分別
- 百思千慮
対義語
- 無念無想
- 無思無考
- 軽挙妄動
- 短慮軽率