千古絶唱
読み方
せんこ ぜっしょう意味
はるか後世までも語り継がれるほど、非常にすぐれた詩歌・文章・歌唱のこと。特に、時代を超えて人々の心を打つ名詩・名歌・名句をたたえていう表現。由来
「千古」は非常に長い年月・遠い後世、「絶唱」は比類なくすぐれた詩歌や歌を意味する漢語。中国の詩文批評で用いられた語をもとに、日本でも漢詩文・和歌などの評語として使われるようになった。成立時期や初出は未詳だが、近世から近代にかけて文芸批評語として広まったと考えられる。備考
日常会話よりも文学評論・解説文で使われる硬い表現。対象は主に詩歌や名句で、単なる人気曲や流行語には大げさに響く。例文
- この和歌は、恋の悲しみをわずかな言葉で表しきった千古絶唱として名高い。
- 芭蕉のあの句を千古絶唱と評する研究者は少なくない。
- 彼の辞世の詩は、死を前にした静かな覚悟がにじむ千古絶唱である。
- その一節は、戦乱の世を生きた人々の哀感を伝える千古絶唱として読み継がれている。
- 単に技巧が巧みなだけでは、千古絶唱と呼ばれる作品にはならない。
類義語
- 絶唱
- 名吟
- 名歌
- 名詩
- 不朽の名作
- 千古不朽
対義語
- 凡作
- 駄作
- 拙詩
- 平凡陳腐