十年一昔
読み方
じゅうねん ひとむかし意味
十年もたてば世の中や人の考え方・生活様式は大きく変わり、その時代のことはすっかり昔のように感じられる、という意味。時代の移り変わりの速さや、過去を振り返ったときの隔たりを表す。由来
「十年」を一つの区切りとして「一昔」と見る日本語の成句。中国古典に典拠をもつ故事成語ではなく、庶民的なことわざ・慣用句として成立したものと考えられる。成立の正確な年代は不詳だが、明治期以降の文献に用例が見られ、近代日本で広く定着した表現とされる。備考
ややことわざ的な成句で、懐旧や時代変化を述べる場面に多い。近年は変化の速さを強調して「十年一昔どころか」と言うことも多い。例文
- 十年一昔と言うが、駅前の景色はすっかり変わってしまった。
- 十年一昔、当時最新だった携帯電話も今では博物館に置かれるような存在だ。
- 十年一昔だから、昔の成功体験だけで今の市場を語るのは危険だ。
- 十年一昔とはよく言ったもので、学生時代の友人たちも皆それぞれの道を歩んでいる。
- この業界では技術の進歩が速く、十年一昔どころか三年で常識が変わる。
類義語
- 一昔前
- 隔世の感
- 世の移り変わり
- 時代の変遷
- 光陰矢の如し
対義語
- 今も昔も
- 千古不易
- 万古不易
- 不易不変