北窓三友
読み方
ほくそう の さんゆう意味
琴・詩・酒の三つを、俗世を離れて静かに暮らす人の友にたとえた語。風雅を愛し、閑居の中で音楽を奏で、詩を作り、酒を楽しむような、隠逸的で文人的な生活の楽しみを表す。由来
中国・唐代の詩人、白居易(白楽天、772〜846)の詩文に見える「北窓三友」に由来するとされる。北の窓辺で過ごす閑居の楽しみとして、琴・詩・酒を三つの友に見立てたもの。成立時期は白居易の活動期である9世紀前半ごろ。備考
現代の日常会話ではまれで、漢詩・文人趣味・隠逸思想を語る文脈で用いられる雅語。実際の友人ではなく、琴・詩・酒を擬人化した表現。例文
- 退職後は田舎に移り住み、北窓三友の暮らしを楽しんでいる。
- 彼の書斎には古い琴と詩集と酒瓶があり、まさに北窓三友の趣がある。
- 忙しい日々を離れ、週末だけでも北窓三友の心境で過ごしたい。
- その文人は名利を求めず、北窓三友を友として静かに生涯を送った。
- 旅館の一室で月を眺めながら詩を読み酒を含むと、北窓三友という言葉が思い浮かんだ。
類義語
- 琴詩酒
- 風流三昧
- 悠々自適
- 閑雲野鶴
対義語
- 俗事多忙
- 名利追求
- 追名逐利