前代未有
読み方
ぜんだい みう意味
それ以前の時代には一度も例がないこと。過去に経験されたことのないほど珍しい、または規模・程度が並外れているさまをいう。良いことにも悪いことにも使えるが、重大な出来事や異例の事態を強調する文脈で用いられることが多い。由来
「前代」は過去の時代・以前の世、「未有」はいまだ存在しないことを表す漢語で、直訳すれば「前の時代にまだ有ったことがない」。古代中国の漢文で用いられた表現に由来し、日本でも漢籍・漢文訓読を通じて定着した。特定の初出年は不詳で、成立時期も明確には分からない。備考
文章語・改まった表現として使われることが多い。「前代未聞」は「聞いたことがない」点を、「前代未有」は「存在例がない」点を強調する。例文
- 今回の大噴火は、観測史上でも前代未有の規模だと報じられた。
- その企業は前代未有の赤字を出し、経営陣の責任が厳しく問われている。
- 無名の新人が三冠を達成するという前代未有の快挙に、会場は沸き立った。
- 政府は前代未有の危機に対応するため、臨時の対策本部を設置した。
- この町で一年に三度も大きな洪水が起きるのは前代未有の事態である。
類義語
- 前代未聞
- 空前絶後
- 未曾有
- 史上初
- 破天荒
対義語
- 前例踏襲
- 旧態依然
- 凡庸陳腐
- 尋常一様